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(No115) 京都:六波羅密寺 京都の六波羅蜜寺と清水寺に行ったので、その記録をば。
1.六波羅蜜寺本堂
清水寺(きよみずでら)には、京阪電車の五条駅から東へ坂道を上っていく。六波羅蜜寺は、その坂の途中、三つ目の陸橋の手前を左折(北へ)し、少し行ったところにある。
清水寺のような広大な境内は持っていない。街中の小さな寺である。しかし、その秘めたる実力は凄い。寺で配られるリーフレットにあるように「重要文化財の質、量において文字どおり藤原、鎌倉期の宝庫と謂われる」のである。
『見仏記』(いとうせいこう・みうらじゅん。角川文庫)において、六波羅蜜寺は、京阪電鉄七条駅から近い三十三間堂が混んでいるので、タクシー運転手に「時間外しますわ。空也上人とこ行って下さい」と言う、いわば「つなぎ」みたいな扱いしかされていない。
関西以外の方に説明しておくと、関西の大手私鉄の一つ京阪電鉄で「七条駅」は京都国立博物館や三十三間堂の最寄駅。「四条駅」は南座、祇園、八坂神社などの最寄駅。「三条駅」は本能寺や京都市役所の最寄駅。で、「出町柳駅」は京都御所や下鴨神社の最寄駅で、これらの駅はすべて特急停車駅。
しかし、♪京の五条の橋の上♪という歌で有名な「五条駅」は普通電車しか停まらないので、大阪方面から向かう場合は七条駅まで特急で行って、そこから乗り換えねばならない。
そういう微妙な不便さが災いして、今まで足を運べずにいた。
六波羅蜜寺の本堂正面からの画像については、ちらしをご参照いただきたい。
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受付で拝観料を支払うと、本堂にあがり左に曲がると宝物殿とのこと。
で、本堂へ。
けっこう梁などの色合いが派手。
北京に行って頤和園(いわえん)の長廊を訪れたが、何かそんな感じ。
(北京旅遊記では、ここで) |
六波羅蜜寺といえば、誰しもが思い浮かべるのが空也上人像ではないだろうか。(現に前掲『見仏記』でも寺名を言わず「空也上人とこ」としか言ってない)
で、その著書には、
「『いっつも思うんだけどさあ』
横からみうらさんが言う。
『空也上人って小さいんだよね。小さいぞって思って見に来るんだけど、いっつもそれより小さいの。変なんだよねえ』〜確かに驚くほど小さい。」とある。 |
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そんなに小さいかな?
少なくとも私はそう感じなかった。
これまで「写真」で見ていた限りでは、例の、口から針金が出て、その針金の上に「南」・「無」・「阿」・「弥」・「陀」・「仏」を示す六体の小さな仏像があるってのがウソくさくて仕方なかった。
しかし、ガラス越しに見ただけなんだけど、今回初めてそれがウソっぽく感じられなかった。
足が揃ってなくて、左足が前に出ている。左手は鹿角の杖を握り、腹の前に鉦をかかえ、右手はまさにその鉦を叩かんとするが如くに撞木を握っている。
空也上人像は116.5cmの像であるからそりゃ小さいには決まっているのだが、ともかく、あの針金付きの六体阿弥陀仏などを含め、実に動的な空也上人の一瞬をシャッタースピードの速いカメラで切り取ったような印象を受けた。
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あと、宝物殿にある
(1) 空也上人坐像(鎌倉時代、重文)
(2) 平清盛坐像(鎌倉時代、重文)
(3) 地蔵菩薩立像(定朝作。通称「鬘掛地蔵」:かつらかけじぞう)
(4) 地蔵菩薩坐像(運慶作。通称「夢見地蔵」)
(5) 堪慶坐像
(6) 運慶坐像・・・・・については、六波羅蜜寺HPのここで。 |
また、寺で配布されているリーフレットからの転載で、上掲の(1)〜(5)については、ここで。
右写真はもと読売ヴェルディのDFでサッカー日本代表にもなった『狂気の左サイドバック』こと都並敏史(つなみさとし)。
今シーズンJ2落ちし、主力選手には大量に逃げられ、補強はほとんどなされなかった状況下でセレッソの監督を引き受けてくれたが、やはり戦績は振るわず解任された。
で、何で都並の写真を載せているかというと、ともかくここの運慶坐像を観て最初に連想したのが都並の顔なのである。 |
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さらに「本堂内陣と厨子」、「薬師如来坐像」、「四天王立像」についてもここで。
2.六波羅蜜寺 その他
本尊は十一面観音。内陣の厨子は閉ざされていて中を拝観することはできない。向かって右に御前立というレプリカが置いてあった。
○○日には加持祈祷があるとの貼り紙があったので、その日にはご本尊も開扉されるのですか?と聞いてみた。
十一面観音は秘仏で加持の時も公開されない。
12年に一度、辰年に公開されるそうだ。 |
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ついでに収蔵庫で感じた疑問も聞いてみる。
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持国天、増長天はあったけど、多聞天と広目天は何処?と。
何でも「京都国立博物館に預けてます。もう行きっぱなしですわ」とのことだった。
そうか、寄託されていたか。ということは、私も向こうで観ていたかもしれないな。 |
本堂の外には、黒い観音さんや清盛公の塚、弁天堂などがあったが、何せ雨だったもので写真を少し撮るので手一杯。
解説の立て札をメモすることができなかった。
| HPとかリーフレットなどに載っているかと思ったら、そんな周辺のものの解説までは載っていなかった。 |
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こちらの「京都物語」というHPでは六波羅蜜寺のご住職の話がいろいろと載っている。
どうもお疲れ様でした。
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